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October 2020 Podcast from Living Mind
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森林浴 - 森のエッセンス

今回は森林浴するにあたり、大切だと思うポイントをまとめてみました。
1. 森の緑色は、 色鮮やかで優しい印象を与える色であること
2. 森の入口は明るくて見通しがよいこと
3. 水の要素があること(小川、川等)
4. 静かな森であること(実際に自分が森の中にいる、という感覚が持てる環境であること)
5. ピックニック広場のような場所があること(アクティビティや、森林浴後のティータイムで地面に座るため)
では、順番に理由を述べていきますね。
1. 森の緑色は、 色鮮やかで優しい印象を与える色であること
オーストラリアの木や植物は日本とは違います。ということは、森や林の中の緑色も日本の森の緑色と異なります。日本の初夏にみられるあの眩しいほどの鮮やかな新緑の緑色は特別ですが、オーストラリアの森も、初夏には新芽の色が鮮やかに輝きとても綺麗です。
森林浴は目から入るものだと思うんですね。森に入った時に、まずこの緑色を目で捉えること。
それぞれの植物や木の異なる緑色の風景を目にした時の安心感が最初のリラクゼーションに繋がります。
オーストラリアの森は、大半がユーカリの木です。ユーカリの木は高くて、葉の色も鮮やかな緑色ではなく、レトロな感じの緑色です。枝は高いところについているので森に入って最初に目に飛び込んでくるのは、幹の茶色。緑色を見ようと思ったら上を見上げることになります。
但し熱帯雨林は別で、森に入ると鮮やかな黄緑色の植物や、シダの葉の隙間からの木漏れ日などがちょうど目線の辺りに広がっています。その鮮やかな緑色の世界が即座にリラクゼーションを招いてくれます。

森に入って即座に入ってくるこの緑色が最初の癒しになります。
2. 森の入口は明るくて見通しがよいこと
森の入り口が鬱蒼として薄暗かったら、入りたいとは思いませんよね!
ザワザワと木々や植物が重なりあって奥に入りたくないような入り口では、落ち着くどころか恐怖心で
全く反対の心境に陥ってしまいます。森林浴でリラックスするためには、入り口が明るく、森全体が
「ようこそ!」と迎え入れてくれる入り口が適しています。その森の中を歩きたいという気持ちにならなければ、森林浴の意味がないですよね!

見通しの良い森だと心も広がっていきます。
3. 水の要素があること(小川、川等)
私達の身体は60%~70%が水分です。この水分は川のように体全体を流れていきます。
この流れが身体の中でユニークな"リズム"として響きます。
リサーチによると、人間は、この身体の中のリズムが自分を取り巻く環境のリズムと同期した時に、
”心地よい”と感じるそうです。
私達は、海辺や小川、河など、水のある場所に行くと何かしらの"リラクゼーション"を感じます。
それは私達の身体のリズムが、これらの水のリズムと同期しているためです。
私達の身体は直感的にそれを感じ取っています。
だから森林浴にもその水の要素が必要だと思うのです。
小川のせせらぎや、川の流れる音もリラクゼーションに導いてくれる大切な要素です。

水の音を聴いたり水を見たりするとリフレッシュ!
4. 静かな森であること
都会は、車や救急車の音や人々の声、機械の音等、常に外音/騒音に包まれています。
自宅に戻ってもテレビやラジオ、電話等の人工的な音が常に私達の周りを取り巻いています。
森に行くと、どうでしょうか。
聞こえるものは鳥の声、せせらぎの音や、風が木の枝を揺する音。。。人工的な音から遮断された環境の中では、忙しく駆け巡る思考も落ち着いてきます。
頭の中の雑音はいつのまにか心地よい自然の優しい音に変わり、目を閉じてどこからどんな音が聞こえてくるのかをキャッチするのも森林浴ならではのリラクゼーションセラピーです。

何も考えず、ただ森を感じてみる。聞こえるのは自然の音だけ。
5 ピックニック広場のような場所があること
これは、森林浴の後地面に座ってティータイムを楽しむためです! 山の中で食べるおにぎりは特別に美味しく感じますよね。森林浴の後には五感が澄んでいるので味覚も一段とアップ。
なるべく平らな、もしくは座りやすい所を場所を探して最後に楽しいお茶会を楽しみましょう。

歩いた後はお茶とお茶菓子でほっこりティータイム!
まとめ
以上5つのポイントが、森林浴するときに私が大切だと思うポイントでした。
実際に皆さんが森林浴を経験してみて、感じたことや大切だと思うポイントが見つかったら、ぜひ私としシェアして下さいね!